あらすじ
桜散る春の日、水無月氷菓は死にかける。それを救ったのは、奇抜な格好をした一人の少年と一匹の不思議生物だった。
氷菓を救った少年の名は伊月明。
契約獣と契約を交わし、未知の力を使うことができる魔法少女(?)である。
明は魔法を人助けのために使う、お人よしすぎる性格をしていた。
対して氷菓は、何事にも無関心で孤独を望む性格。
そんな氷菓を放っておけるはずがなく、
明は打ち解けるためにやたらと接触するようになる。
「人生は無価値だ」
それが氷菓の持論だった。
中学生らしい主張を掲げる氷菓と、ただひたすらおせっかいな明。
二人の出会いが、物語の序章となる。